今回「インテグラルアプローチ入門講座」と題して新たに企画してみました。
久しぶりの自主開催の講座、少々マニアックテーマですが個人的にはこれからの時代こそ求められる重要なテーマであると考えています。
開催日は2月25日(金)19:00~21:30、3月5日(土)13:30~16:00の2回、いずれも同じ内容です。
講座自体は2時間ですが、その後30分ほど参加者のお悩みについて全体で意見交換を行うコンサルティングセッションを行います。
お申し込みはこちらからどうぞ(Peatix)
多くの方に参加してもらえたらそれはそれで嬉しいですが、それよりも切実な方に届いてほしいので、単なる告知だけでなくなぜこれをやるのかという開催趣旨について触れておきたいと思います。
ここ数年、いくつかの自治体で地元就職した若手社会人の繋がりと学び、そしてキャリアを支援する「ルーキーズカレッジ」を実施してきました。
アンケート結果は良く、若手社員のニーズがあることも確認できましたし、派遣してくださる企業も回を重ねるごとに増えていきました。嬉しいことに過去の受講生が成長し先輩社員として登壇してくれるケースも出てきました。
一方やはりそれだけでは解決しない問題構造もあるなと気づき、ルーキーズカレッジは中長期な問題を解決するまでの対処療法的なアプローチに過ぎないという認識も生まれてきました。
一部地域ではこの問題意識に端を発して人事担当者・経営者セミナーも開催してきましたが、お話を伺うと採用できない・早期離職する・人が育てられない・社内の関係性が悪い・働き方をシフトできないなど、人と組織の問題を挙げると枚挙に暇がありませんでした。
この問題の背景にはHRD/OD領域と呼ばれる人づくりや組織/チームづくりの専門性が社内に無いため、負の連鎖を引き起こし取り返しのつかない状態に陥ってしまっているのではないか…地域企業の経営者の皆さんと対話してきたなかでそんな気付きを得られました。
志をもって素晴らしい事業をされているのに、それらを活かす人が足りない。持続可能にしていくためのシステムがない。勿体無いと思うことも多々ありました。
スポットでコンサルを入れるなど外部の力を頼らないとうまく行かない所もあるのは事実ですが、根本的解決には内部の人もこうしたノウハウを習得し、ある程度内製化することが必要です。
当社としても次年度に向けてやっていきたいことに繋がるテーマですが、法務や財務の専門家として弁護士や税理士の顧問がいるように、地域企業にはHRD/OD領域の顧問…伴走するパートナーが求められているのではないかと感じています。
今回そんな問題意識を発端に一人でも多くの方がこの領域に関心を持ち、現場で実践できる方が増えたらいいなという思いから企画させていただきました。
究極的な目標は”こうした悩みを持つ組織がなくなること”です。
言い換えれば組織で人が育ち、一人ひとりの個性が生かされ、経営を通して持続可能な社会に貢献できる組織が増えることです。先は長いですが千里の道も一歩から、まずは講座からです。
当日は人と組織に関する分野・領域を横断的に学んできた探究の成果の一端をおすそ分けします。
初学者の方向けに一から解説しますので、ご興味ある方よろしければお越しください!
申込サイト(Peatix)
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